HP Mini 110 by Studio Tord Boontje レビュー
- 【その1】HP注力のミニノート「HP Mini 110 by Studio Tord Boontje」
- 【その2】「HP Mini 110 by Studio Tord Boontje」を詳細チェック
- 【その3】「HP Mini 110 by Studio Tord Boontje」は買いか
1.HP注力のミニノート「HP Mini 110 by Studio Tord Boontje」
今回ご紹介するのは、日本ヒューレット・パッカードが注力するミニノート「HP Mini 110 by Studio Tord Boontje」です。オランダ人デザイナーのTord Boontje(トード・ボーンチェ)による特別デザインモデルで、本体の造りや付属品まで全てにこだわりを持つ製品です。
HP Mini 110 by Studio Tord Boontje
既出の一般向けミニノートHP Mini 110を、女性にターゲットを絞った機種です。もちろん、男性も使えるほどキレイで目立ちたい方にもおすすめです。
キレイな天板デザインが印象的。安価なミニノートとは思えない質感がたまりません。
ミニノートなのでスタンダードノートほど性能は高くありませんが、OSはWindows 7 Starter、CPUはAtom N280、メモリも1GB、160GBのハードディスクを搭載していますので、インターネットや文書作成などミニノートが想定している用途であれば問題なし。さらに無線LANもや内蔵カメラも標準搭載されています。液晶モニタについても、コンパクトな10.1型液晶ながら、スタンダードノートと変わらない1366×768ドットと広い表示範囲を誇ります。
主なTord Boontjeの仕様
- Windows 7 Starter
- モバイル インテルR 945GSE Express チップセット
- インテル Atom N280 (512KB L2キャッシュ、1.66 GHz、667MHz FSB)
- 1GB(1024MB×1)メモリ
- 160GB ハードディスクドライブ(シリアルATA、5400rpm)
- 10.1インチ ワイドWSVGA液晶ディスプレイ(1024×600/最大1,677万色)
- 無線LAN、BluetoothR Bluetooth2.1+EDR
- 5in1メディアスロット
- Webカメラ
HP Mini 110 by Studio Tord Boontjeのデバイスマネージャ
※詳細については、HP Mini 110 by Studio Tord Boontje(HP公式ページ)をご参照ください
インテルの省電力・低価格CPU「Atom」を採用するミニノートとしての位置付け機種
本体のサイズは、263mm(幅)×173mm(奥行き)×28〜33mm(高さ)と非常にコンパクトで、重さも約1.16kgとかなり軽量です。バッテリについても、3セルが標準搭載されており、約3.75時間(公称時間)です。持ち運び重視の方は、オプションで6セルバッテリ(同8時間)をカスタマイズすることも可能です。ミニノートPC専用のACアダプターも付属しており、本体とあわせても約1.3kgと軽いです。持ち歩きにも負担になりませんし、自宅で使用場所を気にせず使えますので、リビングや個室、就寝前の布団の中までどこでもOKです。
101インチ液晶モニタを採用しているので、まさに手のひらサイズと言った印象。片手でも軽々持ち運べる便利さは、モバイル用途に最適です。
HP Mini 110 by Studio Tord Boontjeボディの実測は1163g
複雑で繊細な立体パターンを実現した「HP Imprint 3D」テクノロジー
HP Mini 110 by Studio Tord Boontjeの本体には、「HP Imprint 3D」テクノロジーと呼ばれるデザイン転写技術が導入されています。
「HP Imprint 3D」テクノロジーで形成された天板
例えば、天板にはいくつもの層が重なった繊細なデザイン「HP Imprint 3D」が施されており、たくさんの草木や花が見る角度によって立体的にデザインされています。HP公式ページにある「まるでかくれんぼをするように多くの動物たちが住んでいます」という表現がピッタリです。
天板部を拡大。白いベースに透明のカバーパネルを重ねつつ、白いデザインが転写されているのがわかります。
立体的に浮かび上がるライオン
「Studio Tord Boontje」のロゴも入ってます。
広くて見やすいワイドモニタ
表示解像度は1366×768なので、ミニノートとしては広い表示範囲です。
液晶モニタは、高解像度タイプのワイド液晶モニタを採用。ハイビジョンコンテンツの表示に最適なだけでなく、より多くの情報を表示させることが可能です。インターネットや複数のウィンドウを開きながらの作業も快適です。
表示解像度1366×768と1024×600の比較。従来のミニノート(1024×600)と比べると、かなり広く使えます。
液晶モニタを開いてもコンパクト
液晶モニタはL字型ヒンジを採用しています。奥行きを有効に使った構造なので、高さが押さえられコンパクトに感じます。対面する相手と会話をする際にも妨げになりません。
普段使う状態で、側面側から見た写真。ヒンジ部がL型になっているため、モニタの位置が後側に下がります。
液晶モニタは、この角度まで開くことができます。
こだわりの機能「発色が美しいLEDバックライト」
HP Mini 110 by Studio Tord Boontjeでは、ディスプレイのバックライトや電源ボタン、無線LANのオン/オフボタンにLEDバックライトを採用しています。LEDは見やすいだけでなく、高輝度でメリハリのある画質です。しかも省電力なので、バッテリでの長時間稼動にも一役買っています。
しかも写り込みを抑えた非光沢ノングレアタイプなので、蛍光灯や背景などの映り込みが気になりません。
入力しやすいキーボード
HP Mini 110 by Studio Tord Boontjeのキーボード
デスクトップPCサイズと比べ、92%の大きさ (17.5mmピッチ)のキーボードを採用。ミニノートながら、快適な文字入力が可能です。本体ボディのサイズが物理的に小さいので、一部のキーがさすがに少し小さくなっていますが、許容範囲です。キーストローク(押し込み深さ)も約2.0mmと良好です。
比較的ゆとりがある17.5mmピッチを採用
手が大きな私だとちょっと窮屈な印象ですが、実際はそれほどでもありません。試しに、私の嫁に触らせてみましたが、「特段、違和感はない」と申しておりました。
キーは中央が少し凹んだ形状なので、指先が収まりやすくタイピングしやすいです。
キーを拡大。全体的に凹んでいるのがわかります。
デジタルカメラの写真もらくらく取り込み
本体側面にSDカード 、メモリースティックなど、5つのメディアをアダプターなしで接続できる 5in1メディアスロットを搭載。面倒なケーブルやアダプター接続なしに、デジタルカメラやビデオカメラなどの保存データを手軽に取り込めます。
撮影したデジカメ写真が直接読み出せます。
SDカードだとキチンと最後まで入ります。記録メディアを入れっぱなしでも大丈夫です。
ビデオチャットやテレビ電話が楽しめるカメラ
ディスプレイ上部に搭載されたカメラと内蔵マイクを使って、写真撮影はもちろん、動画撮影やビデオチャットなどが楽しめます。
詳細は
HP Mini 110 by Studio Tord Boontje(HP公式ページ)でどうぞ。
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